[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
眠い…。
パラレル書いてたらこんな時間になってしまいました…。
とりあえず早急に眠ろうと思います。
10:00から歯医者なんだ…昼までは眠っていられないんだ…。
かなり怠惰な生活を送っているので、こういう時非常に困ります。
そういえば今日はお昼ごろから実写の映画がやる!(テレ東では)
…ま、見ないですけど。
私としては、アニプリの再放送が迫っていることの方が嬉しいです。
アップした乾夢のタイトル(英語)にミラクルが起こっていたので、直したりもしました。
翻訳機能とかは、慎重に使わなければいけませんね、やっぱり。
といわけでパラレル!
読んでやるよという方は つづき からどうぞ!!
--------------------------------------------------------------------
おかしい…。
自分の心臓の音だけがやけに大きく聞こえてくる。
少なくとも、私はここ最近仕事でさえもそんな状況に陥ってない。
どうしてうちのチームは優勝したはずなのにこんな目に遭わなくちゃいけないんだろう…。
結局うちのチームは割りとすんなり赤チームを全滅に追い込んだ。
まぁ、あの作戦の時点で流れはうちにあったんだけど(主導権掴んだから)。
それなりに痛手は負ったものの(残りメンバーは私と滝くんと佐伯くんだった)、とにかく優勝を決めた。
が、そこからが問題だった。
優勝・緑チーム、最下位・赤チーム。
青チームと黒チームはその時点で残っている人数で順位を決めれば良い。
それなのによりにもよって、青チームも黒チームも残り一人ずつ(ちなみに幸村くんと跡部くん)。
そして、順位決定のための延長戦を始めなければならなくなった。
ここまでは不自然ではない話だ。
けれど、このままでは青チームの幸村くんが圧倒的に不利だということで…。
「じゃあ、俺たち二人は抜けます。」
「はっ?佐伯くんちょっと何言ってんの?」
「○○さん、まだ何もしてないじゃないですか。一人で少し頑張ってください。今更捕まっても誰も文句言いませんから。」
「ちょっ滝くんまで!」
その話は先生方、その他生徒全員にも伝わり、認められた。
「というわけで、跡部は幸村を、幸村はそれより早く貴女を、捕まえられた方が勝利です。」
私を除いたメンバーで相談した結果、そう決まったらしい。
そのことを私のところに伝えてにきたのは、うちのチームの司令塔的ポジションだったにも関わらず、案外簡単に捕まってしまった乾
くんだった。
「…それ、幸村くんは了承した?」
「他の青チームのメンバーが必死の説得を試みたので。」
「…そう。」
「あと1分弱でスタートです。まぁ捕まったところで何もないですから。」
そうは言われても、やっぱり簡単に捕まるわけにはいかない(跡部くんに変な言いがかりつけられても困るし)。
「あっそうそう、もちろん陣地とかないんで。」
最後に乾くんはそう付け足した。
つまりは必死こいて逃げ回れ、ということ。
心を休めるような場所は存在しない…。
「おい。」
「あっ、跡部くん…後ろからいきなり声かけないでよ。」
廊下を移動中、突然耳に入った声に驚いて意味不明なことを言ってしまう。
もの凄く卑下したような目で見られているけれど気にしない(そんな余裕はない)。
「てめぇそんなんじゃすぐ捕まるぞ。」
「…さっさと捕まりたい気もするんだけど。」
「んなことしたら、どうなるかわかってんだろうなぁ?」
…この子、目がマジだから困る。
「跡部くんが幸村くんを早く捕まえてくれれば私としても。」
「アーン?簡単に言ってんじゃねぇよ。相手はあの幸村だぞ。」
だから私も逃げるのが辛いんです…。
これ以上何か言っても無駄と判断して私は口を閉じた。
「とにかく、てめぇは絶対捕まんじゃねぇぞ。」
そう言って去ろうとした跡部くんが動き出すと同時に、私の目には恐ろしいものが映りこんだ。
クルリと私に背を向けた跡部くんにも、既に見えているはず。
「やぁ、二人揃って何してるんだい?」
幸村くんが、笑顔で、手を振っている。
何が恐ろしいって、私も跡部くんもそんなに近くまで来ていることを全く気付かなかったことだ。
幸村くんは、いとも簡単に相手の後ろをとることができる。
今は身長差の関係で私の後ろには来れなかったのだとしても(跡部くんには気付かれてしまうから)、私が一人でいた場合は何の問題も
ないだろう。
「あ、跡部くんに、何が何でも捕まるなって言われてただけ…です。」
逃げ出したいのに足が動かない。
どうにか動いたのは口だけだった。
「まさかそっちから出向いてくるとは思わなかったぜ、幸村。」
跡部くんにとって幸村くんはターゲットだから、この状況は好都合かもしれない。
いかにも楽しそうに、クックッと笑っている(表情は見えないけど)。
「そう。それにしても、なかなか面白い状況だね。」
幸村くんのターゲットは私。
私にとってはかなり不都合だ。
私か幸村くんのどちらかが、手首の目印を失ったら終了。
「いいか!てめぇは死んでもそれを守れ!」
「は、はい!」
死んでもって何だよ…と思いながらも、勢いに負けて返事をしてしまう。
「跡部の言うこと、随分良く聞くんですね?」
「出会うタイミングの問題だね。多分幸村くんに先に会ってたら大人しくもう捕まってたと思うよ!」
とりあえず、この場は跡部くんがどうにかしてくれるだろうという期待を持って私は駆け出した。
私としてはこの場で、跡部くんが幸村くんを捕まえてくれるのが一番良いんだけど。
跡部くんも言っていたように、相手が幸村くんだとそう上手くはいかないんだろう。
とりあえず、考えるべくは逃げる術。
私は全力で走りながら携帯を取り出した。
階段にたどり着き下ると、少し速度を落す。
履歴を開いて通話ボタンを押す。
“はい…”
「幸村くんのこと、何でも良いから教えて!ジャッカル!」
捕まらないために。
とにかくそれには、敵を知れ!
闘いの終焉に向けて。
それぞれが、動き出す。
…なんて、ただの遊びなんだけどね。
----------------------------------------------------------
というわけで次回で多分鬼ごっこ終了です。
相変わらずのノープランですが。
今回は突然いろいろ端折り。
終わらせたいからって…。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!