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特に意味はないのですが、ゲームの発売がもうすぐで挙動不審な美想です。
もういい加減に眠らなければならない時間なので、今回は短く!
パラレルの続きを つづき に置いて眠りにつきます。
第6回目その二(そしてまだ続く…)。
拍手押してくださった方!
ありがとうございます!
パワーいただきました!!(ので頑張ります!)
○スゥ様!
表で失礼します!
幸村夢読んでいただきありがとうございました!!
いつもコメントまでしていただけて嬉しい限りです。
私は多分いつまでもあんな感じのものしか書けませんが…
よろしければこれからもSABAMISO.いらして下さいね!
真田のバレキス並みに全力で歓迎させていただいますので!!
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「次、樹。」
「はい、なのねー。」
まずその返事に少し驚いた。
なのねー、って…私は反射的に大きな鼻の穴を持つ白い馬を思い出した(懐かしいな)。
どうやらこれが樹希彦くんの喋り口調のようだけど、聞いているうちにすぐ慣れた(雰囲気ばっちり)。
シュポー!!
自己紹介の最後は、そんな鼻息の音で締めくくられた。
う・うん、普通の子っぽいんだけどね(そりゃあさっきと比べれば)。
それでも、ただ普通という感想だけではやはり終わらせられないみたいだ。
「次、乾。」
立ち上がったのは黒ブチ眼鏡(レンズが厚いのか目が隠れている)の長身の男の子、乾貞治くん。
さっきから気になっていた子の一人。
その理由は跡部くんとはまた違って、なんとなく観察されている感じがするからだ(私も多少してるから何とも言えないけれど…)。
「乾貞治です。貴女のことは事前に調べさせてもらっていたんですが、まだかなりデータ不足なのでこれから…。」
これからっていうか、もう既に始まってるね、データ収集。
うちの彦一もデータは大好きだけど、乾くんとはタイプがかけ離れすぎている。
なんていうか、乾くんは陰湿っぽい…(彦一が陽気すぎるのもあるんだろうけど)。
…これは下手に近寄れないな。
「次、大石。」
大石秀一郎くんは、どうやら実に良い子のようだ(私的感覚で)。
「一週間、迷惑をかけることになると思いますが、どうぞよろしくお願いします。」
と、丁寧に頭まで下げてくれた(いや、よろしく…とかは今までも言ってくれた子いたけどね)。
ただ、前髪は触覚みたいだ…。
「次、忍足。」
とりあえず、私としては木暮以外にこんなに完全な丸眼鏡を見たのは初めてだ。
しかし、榊先生に呼ばれ返事をして立ち上がった忍足侑士くんは、木暮とはかなりタイプが違いそうだ。
「忍足侑士言います。…」
関西べーん!
それには少し驚いたけれど、どうやら彼は大人びているというか落ち着いている子らしい。
自己紹介の内容はごく在り来たりなものだった。
多分自分以外関西弁を使う子がいないから、それだけで十分だと判断したんだろう。
「次はジャッカルだが…どうする?」
「すみません、ここはパスさせてください!」
流石に今更私にする自己紹介はないか(近況報告ぐらいは聞きたいけれど。まぁいずれ)。
ジャッカルの気持ちは一応わかっているけれど、とりあえず“えー”と抗議の声を上げておく。
「えー、じゃねぇーだろ!?何で今更俺がお前に自己紹介なんてものしなきゃなんねぇんだよ!」
「そんなのわかってるって。榊先生、どうぞ進めてください。」
ジャッカルは変な濁音を吐いてから、諦めて黙った(一番賢い選択だ)。
そして榊先生は何事もなかったように進行する。
「次、河村。」
「あ、はい。」
その返事で立ち上がった河村隆くんの自己紹介は、とても控えめな感じで始まった。
後ろに座っていた桃城くんが、おもむろに取り出した手ぬぐいらしきものを渡すまでは。
「よっしゃーよろしくバーニングっ!!」
意味がわからないです。
結局持ち時間終了間近に手ぬぐいは回収され、河村くんは困った顔で自己紹介を終えた。
手ぬぐいがスイッチってどういうこと?(後で聞いてみよう)
「次、菊丸。」
「ほいほーい!」
そう返事をして元気良く飛び上がった(本当に飛んだ)のは右頬に絆創膏を貼った菊丸英二くん。
彼の髪の毛もまた、元気良くハネている。
ちょっと猫っぽいな、と思っていたら、軽く猫語を使い出したので少し安心感すら覚えてしまった(見た目どおりだったから)。
…まぁ猫語常用のティーンエイジャーもどうかと思うけど。
「次、木更津淳。」
長いハチマキを巻いた子が淳くんだった(ということは離れたところにいる同じ顔の帽子を被った子が亮くんだ)。
「木更津淳です。あえて言うことは特にないかな…クスクス。もうわかっているみたいだし…あぁ俺が弟です。」
自己紹介はそれで終わった。
どうやら淳くんもさりげなくこちらの様子を観察していたらしい(他の人が余りにあからさまだったから気付かなかった…)。
「…次、木更津亮。」
亮くんは敦くんよりかなり髪が長い(というか亮くんの髪の長さはこの中で桜乃ちゃんに次いで二番目だ)。
「クスクス、木更津亮です。じゃあ…俺が兄です。以上ってことで。」
予想はしていたけど、自己紹介最短記録が生まれた(亜久津くんは始めるまでの時間が長かったから)。
榊先生が亮くんを指名するまでに間を要したのは、多分先生もこれを予想していたからだ。
芥川くんの時点で思っていたことだけど、これ自己紹介の訓練になってる?
皆言いたい放題言ってるだけじゃない?…特に一期生。
「次、黒羽。」
榊先生の声が先ほどまでより鋭くなったのを感じる。
次の子はちょっとプレッシャーかかるだろうな…。
「黒羽春風っす!…つーかお前らテキトー過ぎだろ!おかげで俺がやり辛いじゃねぇーか!」
黒羽くんは木更津兄弟に向けてそう言いながら豪快に笑った。
全っ然感じてないね、プレッシャーなんて。
彼は無事に、そして普通に自己紹介を終えた。
まぁ黒羽くんが次の人で良かったっていえるんだろうな(なんかすんなり納得できないけれど)。
「次、佐伯。」
「はい。」
そうして立ち上がったのは、名前の古風さとは裏腹に“貴公子”っぽい印象を受ける佐伯虎次郎くん。
「佐伯虎次郎です。」
普通なら好印象間違いなしの笑顔で、自己紹介を進める(その内容もとてもスマートだ)。
けれど、どうしても私の頭の中では神の笑顔と被ってしまう。
なんか同じ匂いがする気がする…。
「次、真田。」
「はい。」
その声で立ち上がったのは、私がさっきから気になっていた子(既に3人目)の真田弦一郎くんだ。
とりあえず、うちの三強が見たら大喜びしそう(牧・赤木・魚住の老け顔三強)。
「今回我々はこの合宿に本気で挑んでいる。それを邪魔するのならば、誰であろうと許さん!そこのところ肝に銘じておいてください。」
軽く喧嘩を売られているような気もするけれど、そんなことより。
許さんって…!
彼はうちの三強と違って老けキャラを受け入れてるの!?
牧なんて、少しでも若い印象を与えようと、似合いもしないのに“ちぇっ”とか言ってしまうというのに…!
恐ろしい!!
これではもう、うちの奴らを三強だなんて呼ぶことは、とてもじゃないけど出来ない。
私は自分が、あしたのジョーのラストシーンのように白くなっているような気がした。
残り15人…道のりは果てしなく、そして険しい…。
地獄の自己紹介は、まだまだまだ続く…
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というわけでとりあえず続きます!
しょうじきしんどい…自分でこのスタンスでいくことを決めたのに…!
次で全員終わらせるのが目標です…(遠)