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一応書きました!
テニス+SDのパラレル夢
テニキャラとなんかとりあえず合宿っぽいもの!の序章的お話が。
マジでSDキャラしか出てきません…。
興味のある方は つづき をどうぞ☆
今日は本当に何もしてません。
書くことない…。
日曜日なのに…!
というわけでこの辺で失礼します!!(短っ!)
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安西先生に、ちょっと君に頼みがあるんだ、と言われたのは3日前のこと。
皆のいる食堂で(久しぶりに全員揃った)、その詳細を話されたのがついさっき。
で、
「あぁ~もう!○○先輩が1週間もいないなんて耐えられないですよ!」
夕食の終わった食堂の中、彩子はずっと私の横でわめき散らしている。
「 ・ ・ ・ ・ 。」
この彩子のリアクションが、この人がいない間こいつ等の面倒誰が見るんだよ!私!?的な感情からだっていうんなら、一週間なんてすぐだよ!くらいの慰めの言葉が言えるんだけど。
「まぁ彩子のやつにそんなこと言われてもって話だよな。」
「ちょ!三井さん!アヤちゃんにそんな言い方!!」
そう、アヤちゃん命!の宮城には申し訳ないが、残念ながら横から口を出してきた三井の言うとおり。
彩子は、故意に私を困らせて自分が楽しめなくなるのが耐えられないだけなんだ。
だから私は、そんな彼女に向けて何も言えない。
「三井がそれを言うのもどうかと思うんだけど。赤木とか牧とかにあんまり迷惑かけないでよね。」
私も含め、周りの人間を困らせまくっている(故意にではないけれど、それがまたタチ悪い)三井にその資格があるのか。
「あぁ!?なんだとテメェ!!」
短気・すぐに手が出る・キレる青少年…(先が思いやられるんですけど)。
しかしながら、女子(おんなこども)には何故か手をあげられない彼の拳は、空中でプルプル震えている。
彩子と宮城は大爆笑。
そうして三井の怒りの矛先は宮城に向けられることになる。
…ここから離れよう。
大丈夫、この中にはリーダー格が揃っているしどうにかなる。
私は大勢が残っている賑やかな食堂を後にする。
明日からの準備もしないといけない。
それにしても、安西先生の知人が経営している学校、凄いというか酷い名前だったな…。
「あっ長谷川。」
何かの資料を見ながらこちらに歩いてくる長谷川の姿を発見した。
「あぁ。」
彼は極めて口数が少ない。
だけど、ここに来て最初の1年間私は主に、彼と一緒に情報や事務の仕事をしていたので結構仲が良い、と思う。
「一応、これ。」
歩調を速めて私の方に来た長谷川は、それまで見ていた資料を私に差し出した。
「名簿?」
「明日から行くプ…学校の教員名簿と生徒の名簿だ。」
「あっありがとう!いつも助かります。」
学校の正式名称を言うのを途中で断念したことについては触れないでおこう(突っ込んだら逃げそうだ)。
「別に…。大変だと思うけど、気をつけて行ってこいよ。」
そう言って長谷川は皆がいる食堂に戻っていった。
もの凄い速さでご飯を終えて外に出て行ったと思ったら、これを調べてくれてたのか。
私は貰った名簿に目を落した。
生徒の顔写真が載っていないのは残念だけど、まだ学生である生徒たちのデータがそこまで存在していることはまずないだろう(ちなみに教員の方は顔写真付き)。
目を通しながら足を進める。
安西先生の知人は…この人か、榊太郎先生・43歳……スカーフが薔薇柄だ…。
「周り見て歩かないと危ないんじゃないか?」
突然上から声が降ってきた。
榊太郎先生の顔写真の端に映りこんだスカーフに気を取られていたので、注意力散漫だったのは確かだ。
「これは大変失礼致しました、花形の透お坊ちゃま。」
「…いい加減その言い方はやめてくれ…。」
怒りを抑えながら自身の黒ブチ眼鏡を上げる動作をする。
「ごめんごめん、冗談だって花形。」
皆と同じように彼を“花形”と呼ぶようになって、もう3年目だ。
すっかりそう呼ぶことに違和感はなくなった。
「ハァー…それにしても、明日からなんて急だな。」
「そう?でも急に依頼が入ることはよくあることじゃない?」
そりゃあ1週間も拘束されるようなものは滅多にないけど。
「確かにな。まぁ、頑張ってこいよ。」
「普段このメンバーの中で生活してれば、かなりの状況まで対応出来ると思うから大丈夫。」
普通に応援されると、どういう反応をしていいのかわからないので軽く憎まれ口を叩く(いや、でも事実だけど)。
「おっ!!そんなとこに居たんスか○○サン!!」
食堂の方向から清田が突進してくる。
無駄にデカイ声を出しながら。
「食堂戻ってきてくださいよ!皆待ってるっスよ!!」
グイグイと私の左腕を引っぱる清田の顔面を右手で押さえつつ、後ろから付いてきていた神に向けて言う。
「清田の説明だと何も伝わらないから、神よろしく!」
「今あっちで、○○さんの送別会をしようって決まったんですよ。」
「はっ?」
送別会って…たかが1週間完全に留守にするってだけなのに。
そもそもそんなこと、よく赤木や牧が許したな。
「牧さんたちは最初反対したんですけどね。藤真さんが賛成しちゃったし勢いに負けて…まぁ久しぶりでしたしね、そういうの。」
「…要するに、それにかこつけて馬鹿騒ぎがしたいだけ。」
「そういうことですね。」
笑顔でサラリと肯定されると、私も少しは悲しくなります。
「…わかったよ、行く。」
清田の顔面から手を離す。
馬鹿力だとか文句を言いながら、結局清田は私の左腕をグイグイ引っぱっていく。
「花形、行かないの?ってかどうしたの?」
ずっと口を挟まなかった花形に尋ねる。
「いや、行く。さっきのお前の言葉に納得してただけだ。」
普段このメンバーの中で…って言ったやつのことか。
「さっきの言葉ってなんですか?」
「うん?あぁ別に大した話じゃないよ。神には全然関係ない。」
神は笑顔で聞いてくるけど…ごめん、怖いから君には言えない…。
「本当、ですか?」
ほら…ね…。
私達が食堂に着くと、既にドンちゃん騒ぎは始まっていた(お酒があるわけでもないのに)。
「あっ○○さん!遅かったから先始めちゃいましたよ。」
仙道が私の姿に気付いてそう言うと、私が来たことを知った彩子に速攻で拉致られた。
ま、仕方ないか。
まだまだ続く大騒ぎ。
そんな中で、逆に浮いている奴発見(彩子のターゲットは現在桜木に移った)。
「流川、まだ起きてるなんて珍しいね。」
私の言葉に流川はコクンと頷いただけだった。
…眠いんだな。
「眠いんだったら無理しないで寝れば?ていうかむしろここで寝ちゃえば?誰も起こそうなんて思わないからさ。」
「…平気っス。」
この間、安西先生に“君はちょっと寝すぎだね”って言われたこと、柄にもなく気にしているんだろうか。
「もう安田とか植草とかだって部屋戻ったよ?」
「…先輩は、平気なんスか?」
はっきり言って私は、今すぐ部屋に戻って明日からの準備をしたい。
でも…こんなことそう出来ることでもないし。
「一応私を送るって名目で騒いでるわけだし、私がいなかったら副長たちに見つかった時言い訳できないでしょ?」
私は結局そんな風に言って最後まで残ったことを酷く後悔した。
1週間の合宿同行。
その準備をしたら完全に徹夜になってしまった(反省)。
しかも、誰も見送りに来ない…!
「準備は大丈夫ですか?」
「は、はい。」
発した声が明らかにダメそうだった。
副長たちは、あんなんで平気なのかとか、だらしないとか散々言ってきた。
くっ…。
「ホッホッホッ。ともかく、気をつけて行っておいで。」
そんな風に送られれば、頑張らないわけにはいかない。
「はい!いってきます!」
今度はしっかりした声で。
そうして私はプリプリ学園の迎えの車に乗り込んだ。
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というわけで序章的なお話です。
絡みがあったキャラは、私の好きなキャラか設定上絡みやすかったからというだけの理由です。
最後に慌てて流川を出したのは、沙芭が流川好きだからです。笑
意外と長い…書くの大変でした。
あっ花形とヒロイン(+α)の過去話はそのうち触れます!花形お坊ちゃま!!
まぁそんな感じで…完全に見切り発車なのでお先真っ暗です 笑