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沙芭と美想の妄想日記。
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随分遅くなってしまいました…。
年末年始よりも消えた期間が長いなんて…!


とりあえず、消えていた間何をしていたかといえば、

・レポートに苦しみながらも、ずっと王子様たちの歌声を聴いていた。
・ラジプリを聞き逃さなかった。
・今年初めてア=メイトに行った(今日っていうか昨日っていうか)

しょうもない生活ですね。



今回はパラレルの続きを書く余裕ができたので日記上げました。
短いですが…。



最近私の中にもの凄い変化が…!
何故か忍足急上昇!!
血迷って「て~つなご」のCDまで買ってしまいました…。
どうしたわたし!?


とりあえず今日はこの辺で!
つづき にてパラレル夢・鬼ごっこ作戦会議編です!
よろしければどうぞ!


拍手をくださった方!
全然更新されていないのにも関わらずありがとうございます!
テストさえ終われば、本当もうバリッバリにいく予定なのでもうしばらくお待ちいただけるとありがたいです!



---------------------------------------------------------------


「さて、まず決めないといけないのは腕につけるチームの目印だな。」

緑チームの陣地は屋上。
皆を仕切り話を進めようとするのは、予想通り乾くんだ。

「たとえば、今まではどういうものを使っていたんですか?」

佐伯くんが私の方に聞いてくる。

「うーん…特にこれといって参考になるようなものは使ったことないかな。本当ただの紐とかリボンとか。」

最初の説明の時、ダミーを作って相手チームを混乱させるのも作戦の一つだというようなことを言ったけれど、安西組のメンバーはそんなまどっろこしいことをしたことは一度もない。
正確に言えば、そこまで誰も考えて戦ってはいなかっただけなのだけれど。
とりあえず、今までは普通の紐やリボンを一つ腕につけるだけのガチンコ勝負だった。

「ダミーとかは作ったところであまり意味がなさそうだよね。クスクス。」

「そうだな、相手に一度知られてしまえば効果はほぼなくなってしまう。」

「じゃあ、いかにリボン結びがほどけにくいかで決めるしかないんじゃない?」

滝くんの提案に、各々考え始める。
丸井くんのガムの風船はもの凄く大きく膨れている。
亜久津くんさえも必死で考えている表情だ。

「ちょっとジャッカル。」

「…何だよ?」

私がジャッカルを呼ぶと、彼はさも嫌そうに返事をした。

「いいからちょっと、こっちに来て手首を出す!」

私とジャッカルのやりとりを、皆興味津々といった様子で見てきた。
視線が集まっていることを気にしてか、ジャッカルは文句も言わずに私の方に手首を差し出した(相変わらず顔は嫌そうだけれど)。

「多分、一番結び目がほどけにくいのは輪ゴムじゃないかと思うんだけど。」

皆に聞こえるようにそう言いながら、私は持っていた大きめな輪ゴムを、同じく持っていたハサミで切った。
そしてそれをジャッカルの腕にリボン結びで結びつける。

「輪ゴムだとここを引っぱっても、簡単にはほどけない。」

そう言いながら皆の顔を見回すと、乾くん・淳くん・佐伯くん・滝くん・丸井くんあたりは、私がこれから何をする気なのかがわかっているみたいだった。
本当はやるかやらないかまだ迷っていたんだけど、誰も止めてくれないみたいだし。
ご愁傷様!ジャッカル!

「でも問題は、引っぱってもほどけないのは良いんだけど、こうなった時が…。」

バチン!!

「いっ…!!」

ほどけずに伸びたゴムの反動がジャッカルを襲い、彼の口からは声にならない悲鳴が漏れた。

「「ブッ!!」」

その反応に素直に吹いたのは私と丸井くんだけ。
後は、静かに笑ってるか、完全に引いてしまっているかだ(後者は二期生+亜久津くん)。

「ふざけんなっ!てめぇら笑ってんじゃねぇよ!!」

ジャッカルは手首をもの凄い勢いでさすりながら、こっちに向けて文句を言ってくる。
その姿がまたおかしくて、私と丸井くんは笑い続けた。
ていうか、後ろで静かに笑ってる4人の方が、よっぽどタチが悪いと思うんだけど。

「よし。じゃあうちのチームの手首の目印は、俺がさっき下で見つけた緑色のリボンで決定だな。」

ジャッカルの怒りが納まらないうちに、乾くんは勝手に結論を出してしまった。
そしてその言葉に皆賛同する。
さっきまで引き気味に様子を見ていた子たちまでもがだ。
それを見たジャッカルは、がっくりと肩を落す。
少しばかりかわいそうになってきたので、私はジャッカルの背中をポンポン叩いた。

「ジャッカル皆の人気者だね。」

「…お前はすっかり溶け込んでるな。」

「まぁ、ジャッカルのお陰でね。」

そう言ったら少し恥ずかしかったらしく、彼は黙った。
相変わらず、なんてわかりやすいんだろう。

「あの、他に作戦とかは立てなくて良いンスかね?」

恐る恐るといった様子で発言したのは裕太くん。
彼は兄・周助くんのいる黒チームが、うちとは無関係だったことに酷く安心していた。

「そうだね…でも本当にしっかりした作戦を立てようとしたら時間が足りなすぎるんじゃないかい?」

佐伯くんが口調のわりに全然困った表情も見せず、乾くんに向けて尋ねた。

「佐伯の言う通りだ。それにこのゲーム、中途半端な作戦に縛られるよりも、その場その場で臨機応変に対応した方が得策だろう。」

「何せ2チームの動向を気にしなきゃならないからねー。」

滝くんは流れるように言うので、その大変さがあまり感じられない。
それにしても、落ち着いている(三つ下か…)。

「なんかワクワクしてきたぜ!」

正反対に全く落ち着きが見られないのは神尾くん(でも本当に楽しそう)。

「…本当単純な奴だよね。そこまでいくと羨ましいよ。」

それに対してぼやく伊武くんと、ケンかが勃発しそうな空気の中、間に入って止める石田くんと森くん。

「フンッ、まぁ退屈はしなそうだな。」

亜久津くんも楽しみにしてくれているみたいで本当良かった。

「クス。とりあえずは、仲間割れしないようにするのが1番の問題みたいだね。」

淳くんのその言葉で皆ハッとした。
仲間割れなんて今まで経験したことないパターンだけど、きっとそれが1番やっかいだ。
そんな中、ガムを潰した丸井くんが軽く口を開く。

「ま、どうにかするだろい?ジャッカルが!」

「俺かよ!!」

その言葉に皆笑う。
どうやら本当に大丈夫みたいだ。

 

 

鬼ごっこ開始時刻まで後少し。
さて、他のチームはどうやって過ごしたんだろうか?


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ということで、次回は鬼ごっこスタートさせるか他のチームの状況にいくか迷い中…。
何かご希望ございましたら教えていただけると嬉しいです 笑

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