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沙芭と美想の妄想日記。
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1月中に後一つ上げて、記事の数を2桁にしようと思ったのに間に合わず…!

たるんどるとしか思えませんね。
頑張ります!!



以前、跡部のレアブロマイドが出たということは書きましたが、実はあれが問題を引き起こしました。
ブロマイドの公式サイトに行かれた方はわかるかもしれませんが、実は一部不備が見つかったということです。
そう、その渦中にあるのが赤也のレアブロマイドと跡部のレアブロマイドなんです。
一部、ブロマイドと台紙が逆になってしまっているということで、確認したらakaya kiriharaって思いっきりありました。
おかしいとは思っていたんです、なんか印刷されたコメントが跡部らしくないなぁとは思っていたんです。
でもまさか赤也と逆になってるなんて思ってもみなかったので気付かなかったんです…。
そして、不備のあるものをもっている方はお問い合わせをお願いしますとサイトに書かれているのです。
迷いに迷った挙句、電話してしまいました(どんだけ!?)。
台紙ぐらい別に…とも思ったんですが、やはりそこは完全なものが欲しいという欲求が…。
その電話での一コマ。

コナミの方 「誰のブロマイドでしたか?」

美想     「あっえっ私のです。」

コナミの方 「あっいえ、どのキャラクターの…」

恥かいた…!!!

別に誰の持ち物だろうが関係ねぇよ!
そんなこと相手は気にしてねぇよ!

…とにかく丁寧な対応をしていただきました。

というわけで、台紙一枚を封筒に入れ、郵便局に行きゆうパック着払いで送りました。
どう考えても普通郵便の範囲内。
宛先がコナミ。
郵便局の方もさぞ気になったことでしょう。



電話とか非常に苦手なんですが、貴重な経験をさせていただきました。
うん、めずらしくプラス思考!





誰も待っていなかったとしても!
柳沢夢の続きです!
一応終わったんですが、なんか長くなりました。
読んでくださるという方は、↓からどうぞ!


それでは!





--------------------------------------------------------------


「予定通り行けたところが、たったの2箇所ってどういうことよ?」

思わずそう言葉が漏れたのは、集合時間まで後1時間という時だ。
まぁ、それまでも散々グチグチ言ってたけど…。

「まぁ、予想通りではあるよね。」

そう言ってクスクス笑う。
何だかんだ言って、コイツが一番腹立つ…!
木更津だったらきっと予定通りに進めることができたはずだ(そういう力あるよね)。
問題なのは彼に、そういうやる気が全くなかったということ。
多分、木更津は楽しければ何でも良いんだ。
しかも、その“楽しい”の感覚が他人と微妙に違う…。

「あれ行こうぜあれ!!」

C田が叫ぶと、皆それに続く。
お願いだから本当にもう行き当たりばったりで行動するのはやめて欲しい。

「ストップ!!!」

ダッシュして柳沢とC田の首元を後ろからガッチリ掴む。
これでもうA子もB子も驚いて進めないだろう。

「集合時間まで後1時間しかないってことわかってる?」

皆の顔を見回しながら、多分皆気付いていないだろう事実を突きつける。
その後の反応は余りにも思っていた通りだったので、私は頭を抱えた(マジで!?ってそんな…)。

「とにかく!後一つしか行けないから、予定の一番最後・皆が希望してたスブラッシュに行きます!文句は言わせないから!」

最後の気力を振り絞り、ビシッと言い放つ。
スブラッシュは皆が行きたいって希望して最後に予定を組んだアトラクションなんだから、誰も文句はないはずだ。
というより、行き当たりばったりで行動してて、よくまだ行ってなかったと思う。

「「「オッケイ!リーダー!!」」」

A子とB子とC田の声がハモる。
自分の意見に対して肯定の返事だと、実に清清しくて気持ち良い返事だ。
最初から言うこと聞いてくれればどれだけ良かったか…。

「よし、じゃあ…」

「俺は、反対だーね。」

ハッ!?

スブラッシュに向かいまーす!と高らかに宣言しようとした私を遮った柳沢のとんでもない言葉。
ちょっと驚き過ぎて声にならなかった。

「俺はペーターパンに行くだーね!」

ペーターパンは本来ならスブラッシュの前に予定してたアトラクションだ。
若干無理して私が組み込んだ。
一つくらいワガママを言っても許されるだろう、という反抗心からだ(行きたいのはもちろんだけど)。

「文句言うなって言ったでしょ!アンタ仮にも副班なんだから協力してよ!」

だいたい柳沢だってスブラッシュ行きたい行きたい言ってたはずだ。
こっちは皆のこと考えて一番良いと思える意見を出したっていうのに。

「とにかく!最後のアトラクションはペーターパンだーね!」

「ふざけんな!スブラッシュ行きたいって騒いでたのどこのどいつよ!?あぁ、わかった!アンタ落ちるの本当は怖いんでしょ!?」

口の悪さは、もう気にしない。
きっと、柳沢は落ちる系苦手なのに、皆に合わせてスブラッシュスブラッシュと騒いでたんだ。
もしかしたらビッグセンダーもスプースマウンテンも無理して乗ってたのかもしれない。
そうだったら、ちょっと今まで悪かったかな…。

「ふざけてんのはお前の方だーね!俺は別に怖くなんてないだーね!」

「嘘つかなくていいよ。本当怖いんならちゃんと考えてあげるから。」

ちょっとかっこ悪いとは思うけど、本当に苦手だっていうなら無理しては乗せられない。
私も昔、初めて無理やり絶叫系に乗せられた時は本当に嫌だったし。

「違うって言ってるだーね!!」

柳沢の声が一段階大きくなった。
ひと時納まったイライラがそのせいで割り増しした。
せっかく人が優しさをみせてやったっていうのに…!

「じゃあ何だって言うわけ!?」

「それは…。」

何でそこで口ごもるわけ!?
もう今更本当は怖いとか言っても、絶対無理やりスブラッシュに乗せてやる!

「………。」

柳沢は言葉を続けない。

「…もう知らない!勝手に一人でペーターパンでもなんでも乗りに行けば!」

完全にキレてしまった私は、柳沢を置いて皆でスブラッシュに向かってしまうことにする。
短気…ではないつもりだったんだけどな…(今日はもう仕方ないのかも…)。

「って、はっ?」

………皆、いない。
A子もB子も木更津もC田も、いない…。

Boo Boo Boo …

携帯のバイブが鳴る。
木更津から、メール…。

『もう諦めてペーターパンに行った方が良いよ、リーダー。こっちはちゃんとスブラッシュ行ってくるから』

私は思いっきり電源ボタンを押した。
多分、こんなにバラッバラな班なんてうちの班くらいだ。
そう思ったら、怒りを通り越して悲しくなってきた。

「俺のとこにも淳からメール来ただーね…もう、時間もあんまりないから行くだーね。」

歩き出す柳沢に、仕方なく付いて行く私。
ペーターパンはここからそれ程遠くない。
…でも、こんな気持ちでは行きたくなかったな。

「…スブラッシュに行きたい奴らはちゃんと行っただーね。だからお前も自分の行きたいとこ行って何の問題もないだーね。」

「…えっ?」

柳沢の言い方じゃ、まるで私のためみたいだ。
それとも、私のせいだってこと?
どちらとも言葉が続かずに沈黙が重い。
ペーターパンに到着、待ち時間の表示は25分前後。
25分か…長いな。
普段ならそれ程長く感じないだろう時間だけど、この感じだと二人とももの凄く長く感じそうだ。

「…やめとく?」

柳沢だって、こんなんで25分も待つのは耐えられないはずだ。
そう思ったから私から提案した。
のに、何も言わずに並ばれた。
…もしかしたら柳沢はペーターパンに心の底から乗りたかったのかもしれない。

「柳沢、そんなにペーターパン好きだったの?」

少しおかしくなってきて、なんだかいつものペースが取り戻せそうだった。

「はぁ?お前は一体どういう思考回路してるだーね?」

「はぁ?はこっちの台詞でしょ?じゃあ何だってそんなにペーターパンにこだわるわけ?」

さっきの言葉は、自分の都合の良いように解釈してしまいそうだから。
ちゃんと理由を、教えてよ。

「だから!お前がペーターパンに乗りたかったんだろって言ってるだーね!あれだけ無理やり予定に入れておいて…。」

「でも…柳沢が気にする必要ないでしょ…。」

だって今更。
あれだけ散々はしゃぎ回って人のこと困らせて。
それなのに…。

「一つくらいお前のわがまま聞かないと、わ・悪いだーね。それに、これでも俺は副班だーね!だからメンバー全員の希望を叶える努力をする義務があるだーね!」

「淳たちがいなくなったのは俺も予想外だっただーね!班がバラバラになるなんて考えてなかっただーね…。」

柳沢は皆に、私のわがままを通してくれようとしたんだ。
私に都合の良い解釈は、正しかった。
それにしても、なんでもっと器用にできないんだろう。
木更津が皆を連れて姿を消したのは、きっとあまりの不器用さに手を貸さずにはいられなかったからだ。
優しいのに、本当もったいない不器用。
口はアヒルだし…関係ないけど。

「…私別に、スブラッシュだって乗りたかったし…。」

私は、優しくない不器用で間違いない。

 

この後の待ち時間は、再び気まずくなって。
更に、ペーターパンは二人乗り用アトラクションだったから、乗ってる間も結局気まずくて。
感想を書けって言われても、まともなものを書ける気がしない。

 

 

「気を利かして姿を消してみたんだけど、どう?うまくいった?」

集合場所に行くと、既に着いていた木更津が私に小声でそう言った。
だから私は何も言わずに、頭を軽めに平手で殴った後、髪がグシャグシャになるまで撫で回してやった。
8割の嫌がらせと2割の感謝を込めて。

 

----------------------------------------------------------

さぁこれで終わりです!
実は当初の予定とかなり話が変わってます。
でも私の中では“かなり”ですが、普通に考えたら大した変化はないっぽいので触れません。

で、何故柳沢になったかというと。
もったいぶったわりには、なんとなく。としか答えようがなかったり。
なんか、普通のとこに行ってはいけないような気がしたのと、キャラ的に違和感ないかなと思っただけです!
テキトー!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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